7:40 富山はトラムの走る街 富山出張2回目の週末です。 朝、ホテルを出て歩いて富山駅に向かいます。 富山市の市街地は、トラム(路面電車)が走っています。 これは新しい低床タイプですが、古い昔ながらの車両も走っていたりして、ながめていて楽しいです。 ただ、平日はクルマで富山市街地のホテルから西隣になる射水市まで移動するのですが、移動時にこの軌道を横断ずる必要があり、慣れていないこともあってちょっと怖いです。 |
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7:44 富山駅に ホテルから歩いて10分ちょっとJR富山駅前に到着しました。 今日は、タイトルにもあるとおり”立山黒部アルペンルート”に観光に行きます。 今回の仕事先の会社の人も東京から来ているんですが、 「週末は何をなさっているんですか?」と質問したところ、 「立山黒部アルペンルートに出かけようと思ってます。」とのこと。 豪雪地帯で知られる”立山黒部アルペンルート”は、冬期閉鎖。 今年は、この週末の4月15日(金)から開通しているそうです。 立山黒部アルペンルートと言えば、両側を雪の壁に挟まれた”雪の大谷”が有名で、毎年この時期になるとテレビのニュースで取り上げられているので、ご存じの人も多いでしょう。 |
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7:45 立山そばに 駅前にある立ち食いそば屋の立山そばまでやってきました。 朝食食べます。 近年首都圏では、駅の立ち食いそば屋さんが減って、以前に比べると食べる機会が減りました。 今朝はホテルの朝食を断って、立ち食いそば食べます。 (^_^)v 話が飛んだね。 で、仕事先の人にご一緒させてもらうことにして、この週末は立山黒部アルペンルートに出かけることにしました。 |
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7:48 しろえび天そばとますのすし 券売機で購入したのは、”しろえび天そば”と”ますのすし”。 富山ならでは。 汁が上品ですね。 出汁が昆布とカツオ節。 醤油もすっきりしたタイプをご使用の様で。 関東の立ち食いそばと言えば、出汁はさば節を入れて混合出汁が主流。 汁もみりんが効いた”富山ブラックラーメン”に負けず劣らず色が濃いのが特徴です。 初めて見る関西の人に「何じゃこりゃ!」と言わしめるほど汁の色が濃いです。(笑) それでは、いただきましょう。 見た目のとおり、上品な味で、神奈川育ちの自分にはちょっとパンチが足らないかな。 でも、美味しいです。 |
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7:57 電鉄富山から 立ち食いそばなので、さっと食べて。 仕事先の人とは電鉄富山駅に8時に待合せしました。 今日の立山黒部アルペンルートの道程は、 @ 富山〜立山(富山地方鉄道) A 立山〜美女平(立山ケーブルカー) B 美女平〜室堂平(バス) になります。 まずは、終点の立山までの電車のキップを購入。 1,230円とまずまずのお値段。 電車に乗っている時間も1時間ちょっとあるので、妥当と言えば妥当かな。 |
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7:58 アルペンルートのキップはネットから 続いて、立山黒部アルペンルートのきっぷを富山駅にある発券機で発券。 このキップは事前にネットから予約したものです。 一昨日の金曜日に予約した時には、午前中の一番いい時間帯はほぼ売り切れ。 午後に室堂に着くキップが多少余っている程度でした。 仕事中にスマホから予約しようとしているとき、一瞬キャンセルが出たんでしょう。 立山駅を10時20分発で昼前に室堂に着くチケットに空きが出たので、すかさず購入しました。(^_^)v |
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8:03 8時14分発 電鉄富山のホームに入りました。 改札で入場規制してました。 前の宇奈月温泉行きの電車が出てから、8時14分発の立山行きの乗客をホームに入場させます。 |
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8:28 立山連峰が 富山地方鉄道で立山に向かいます。 立山の市街地を抜け、常願寺川(たぶん?)に沿って電車は走ります。 左手前方には立山連峰が広がっています。 富山の平野部から見る立山連峰は、屏風の様に広がり雄大で美しい景色です。 これから、あそこら辺に登るんですよね。 |
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9:24 立山駅に 富山地方鉄道で立山駅に到着しました。 電車の中はそれほどたくさんの人が乗ってなかったので、空いているかな? と思ったのですが甘かった。 ケーブルカーの改札には行列。 皆さんクルマとかで来るんですね。 立山駅周辺には広々とした駐車場があるんですが、ほぼクルマで一杯。 予約制なのかな。 予約制じゃなければ、来たけど駐められませんでした。 みたいなことになりそうなほどでした。 ケーブルカーは予約制なので、これから出発する人だけ改札を通しています。 自分たちが購入したキップは10時20分発なので、まだ1時間ほど時間があります。 事前のネットの情報だと、立山駅でアルペンルートのキップを発券するのに、かなり時間がかかるように書いてありました。 ので、早めに到着するように来たんですけどね。 でも、自分たちは富山駅で発券できたので、時間が余っちゃいました。 |
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9:30 駅周辺を散策 小一時間、時間があるので駅舎から出て駅周辺を散策することにしました。 駅周辺には、数件のお土産屋さんとか飲食店とかが並んでいます。 |
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9:33 砂防博物館に 駅前の土産店など並ぶ集落のはずれに博物館がありました。 有料のエリアもありますが、時間があるので無料のエリアに入ってみることにしました。 |
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9:36 以前の雪の大谷は これから向かう室堂の”雪の大谷”の写真が掲示されていました。 すっごい人。 写真を見ると、2000年以降は2車線を除雪して、1車線をバスの通り道、もう1車線を歩行者専用として解放しています。 けど、以前は除雪していたのは1車線だけだった様です。 時間帯でバスが通る時間と歩行者が通る時間に分けていたみたいで。 1988年とか1998年の写真を見ると、まるで原宿の竹下通りの様な賑わいですね。(笑) |
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10:00 時間があれば 富山県立山カルデラ砂防博物館から出てきました。 無料のエリアだけ回っても結構面白かったです。 さっと素通りしてきましたが、時間があればゆっくり見たい展示物もありましたよ。 立山の駅前はこんな感じ。 どん詰まりが立山駅です。 |
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10:13 情報板には ケーブルカーの時間が迫ってきたので、立山駅に戻ってきました。 情報板には、これから向かう室堂の気温が・・・・・。 0.6℃は今の気温じゃないですよね? (°°;) 今回、まさか立山黒部アルペンルートを訪れるなんて考えてもいなかったので、コートとか防寒服まったく持ってきませんでした。 一応、気休めで風よけになるかとカッパは持ってきましたけど・・・・・。 大体、自分の場合、バイクで行けないところは発想の外ですから。 今回も自分一人だったら、絶対に考えもしない場所の観光です。(笑) |
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10:14 改札が 前の便の10時10分発のケーブルカーが出発したので、自分たちが乗る10時20分発の改札が開きました。 ケーブルカーは2台のケーブルカーを1本のケーブルで結んでいるタイプです。 1台のケーブルカーが下の立山駅に居るとき、もう一台は上の美女平駅に。 1本のケーブルでつながっているので、立山駅のケーブルカーが上り始めると美女平駅のケーブルカーが下り始めます。 途中の中間地点でお互いのケーブルカーが離合、その繰り返し。 ケーブルカーは片道約7分で立山−美女平間を結んでいます。 なので、乗り降りの時間とかを含めると、最短で10分間隔くらい。 空いている時は20分間隔くらいで運転している様です。 |
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10:16 ホームに ホームに入りました。 と言っても、ケーブルカーなのでホームは階段状。 申し訳ないけど、ケーブルカーの構造上バリヤフリーは望めないね。 |
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10:19 三角定規と同じくらい ケーブルカーが到着しました。 車体は見てのとおりかなり斜めってます。 小学生の時使っていた三角定規の30°のやつと同じくらい。 結構な勾配です。 |
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10:27 ケーブルについて考える ケーブルカーで上り始めました。 急勾配なので、目の前に見えるのは線路とケーブルくらい。 線路の間にある2本のケーブルの内、1本がこのケーブルカーにつながっています。 そして、もう一本はもう離合してしまったもう一台のケーブルカーにつながっています この立山ケーブルカーは立山駅と美女平駅の間が 1.3 kmほど。 ってえことは、このケーブルの長さもそれとほぼ同じ長さがあるっていうことですよね。 どうやって持ってきたんでしょうね。 で、どうやって敷設したんでしょうね。 で、目の前のこのケーブルが切れたら・・・・。 そのままジェットコースターよろしく、斜面を滑降していくわけには行かないんだから、安全装置はどうなってるんだろう。 なんて考えながら、ケーブルカーは登っていきます。 |
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10:29 美女平に ケーブルも切れることなく、無事に美女平に到着しました。(笑) |
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10:44 バスに 早いね。 もうバスに乗り換えたよ。 美女平から室堂平まではバスです。 美女平でケーブルカーを降りると、ところてん式にバスに乗り込みます。 美女平の標高は 977m、周囲に残雪が見え始めました。 美女平から室堂までは、バスで50分の道のりです。 立山黒部アルペンルートのこの区間は一般の車両の進入は出来ません。 走れるのは、このルート専用のバスだけです。 |
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10:48 称名滝(しょうみょうだき) 美女平でバスに乗り換え、10分ほど山を登りました。 途中、バスが徐行してくれて見えるのは、称名滝。 木々の間から、左側に少しだけ。(笑) 落差は約350mで日本一。 ただし4段構成で。 1段で落差が日本一なのは和歌山県にある”那智の滝”で133mす。 |
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10:53 雪の壁 バスはズンズン進みます。 道の両脇の残雪が増えてきました。 ちょっとした雪の壁感が出てきました。 |
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10:58 雪の壁が 雪の壁がズンズン増して、目の高さぐらいまで上がってきました。 バスの目線だから 2.5mくらいかな。 雪の壁がちょうど水面から顔を出して、景色を見る感じ。 遠くの剱岳(たぶん?)がきれいです。 一昨日から、今シーズンこの立山黒部アルペンルートが開通したんですが、昨日、一昨日とあいにくの雨模様。 今日は打って変わって、雲一つない快晴です。 (やっぱり普段の行い。って言うヤツでしょう。)(笑) |
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11:00 雪の壁の高さは 雪の壁の高さはところにより色々。 ニュースなどでは、今年の立山黒部アルペンルートは雪が多く、去年は雪の壁の高さが12mでしたが、今年は18mもある。とテレビでやってました。 でも、まだここではそんなにありません。 特に南側に面する場所は、ご覧の様に遠望が効きます。 逆に、美女平から室堂まで全線18mの雪の壁だったら、景色が見えなくて退屈ですよね。(笑) |
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11:02 ところどころに ところどころにある、目印と思われる木の杭。 10m以上雪が積もったら、どこが道路だったかわからなくなりますよね。 除雪する道路を探すのは、GPSを使っているそう。 GPSを使う以前は、測量の機器を使いながら除雪していったんでしょうね。 それは大変な労力だっただろう。 |
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11:08 バスの高さ 雪の壁の高さが増してきましたね。 ほぼバスの屋根の高さ(3.5m)と同じくらい。 |
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11:16 左右の窓からは 雪の壁の高さが高くなると、ご覧の通り左右の窓からの景色が見えなくなります。 |
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11:17 前後しか 増えましたねぇ。 バスの屋根よりも高く、1.5倍くらいかな。 もう左右の窓からは、雪の壁しか見えず。 フロントグラス越しに、これから向かう方向の景色が見えるだけです。 今日は天気が良くて、除雪して部分の道路は乾いています。 バイクでも走れそうだ。(笑) |
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11:21 雪の大谷に 雪の大谷付近までやってきました。 流石に凄いね。 写真だと、スケール感がわかりにくいけど、相当なものです。 この区間、道路の右側は車道でバスが走っています。 写ってないけど、左側は歩行者専用でたくさんの人が歩いています。 |
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11:23 室堂に到着 雪の大谷を通過し、バスの終点室堂までやってきました。 室堂の標高は2,450mほどになります。 ここでバスを降ります。 |
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11:30 絵はがきのような 室堂の駐車場に降り立ちました。 人一杯。 天気最高。 まるで絵はがきに出てくるような雲一つない晴天です。 立山駅にあった情報板の気温 0.6°を覚悟してきたんだけど、全然。 天気も良くて気温が上がって、ちょっと肌寒く感じるけど、10℃以上はあるんじゃないかな。 ここから雪の大谷まで歩いて行けますので、向かいましょう。 |
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11:37 直角に 雪の大谷に向かって歩いていきます。 凄いね。 こんなに直角に削って、よく崩れないもんだ。 地面をこんな風に直角に掘ったら、間違いなく崩れる。 不思議なもんですね。 崩れてくることを想像すると、ちょっと怖いです。 |
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11:41 雪の大谷 雪の大谷に到着。 今年の高さは18m。 せっかくなので、一緒に行った仕事先の人に写真を撮ってもらった。 マスクを外すのを忘れてた。(笑) 実際の雪の大谷は写真奥のちょっと盛り上がった部分です。 ちょうど吹きだまりになっていて、特に雪が深いんですね。 前後の部分でも10m以上はありそうです。 |
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11:45 絶好の 凄いよ。 来て良かった。 空真っ青だ。 こんな絶好のコンディション、もう二度と無いだろうね。 雪の大谷は6月の中旬くらいまで残っているらしいけど、日に日に溶けてその高さは減っていくだろうから。 6月中旬に訪れたら、雪が1mくらいしか残って無くて、それで「これが雪の大谷です」って言われてもね。(笑) |
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11:48 バスは人気もの バスがやってきました。 ここではバスは人気者です。 なんせ、大きさを比較するスケールモデルになるからね。 よく使われるバナナを置いたって、大きさが違いすぎてピンと来ないだろうし。 |
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11:49 高さ感が バスが通過すると、みんなふり返ってバスを写す。(笑) この角度の方が、雪の高さ感がわかります。 |
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11:50 パノラマロードで 雪の大谷までの道路を歩いたら、帰りはその脇の雪の上を歩くパノラマロードが準備されています。 至れり尽くせりです。 それでは、パノラマロードを歩いて室堂のバスターミナル方面に戻ることにしましょう。 |
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11:52 ホテル立山まで 雪の大谷から斜面を上がってパノラマロードまできました。 目の前に見えるのは、室堂のバスターミナルがあるホテル立山。 雪の大谷は右手にあって、ホテル立山まで道がつながっています。 雪の大谷側に入って、転落事故や雪が崩れたりしないようロープが張られています。 けど、入ってるね。 パノラマロードは雪の大谷の斜面の低い側(谷側)にあります。 それでは、歩くなり。 |
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11:52 見下ろす 雪の大谷が見下ろせる場所までやってきました。 雪の壁は兎も角、その後ろに控えている斜面の雪、崩れないのかね? そこで両手を広げている人、入っちゃダメですよ。 話し声を聞いたら、外国の人でした。 新型コロナウィルス感染症の感染対策で、現在海外から観光で訪れることが出来ませんが、日本に住んでいたり留学で来ている外国の人もまだまだ多いんでしょうね。 ここ室堂では、たくさんの外国の人たちが来ていましたよ。 |
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11:55 川のように除雪 パノラマロードを歩きます。 雪道を歩くので、それなりの靴がよろしいかと。 決められた場所から外に出ないようロープが張られています。 後ろに川のように蛇行して暗くなっている部分が除雪してバスが走っている道があるところです。 |
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12:09 登山者 方向を変えて。 ポツポツ見えるのは、山を登っている人。 どの山が、なんていう山かわかりませんが、結構な人が登山しているんですね。 |
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12:24 時間つぶしに 昼食の時間になったので、室堂で唯一(?)食事ができるホテル立山に行きましたが、時すでに遅くウェイティングがかかっていました。 ウェイティング、かなり待ちそうなので、ホテルの外に出て散歩をすることにしました。 向かったのは、みくりが池温泉。 ホテル立山から歩いて1kmくらいかな。 温泉の湯気が上がっているのが見えたので行ってみようかと。 一緒に来た仕事先の人が若い頃に登山で訪れたことがあるとか。 |
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12:29 みくりが池 ホテル立山からみくりが池温泉の方に歩いて行くと右手に現れているはずなのが、みくりが池。 今は雪が積もっていて水面が見えませんが、そこのあるらしい。 と、仕事先の人が言ってました。 言われないと、気付かないです。 ただ、平らなだけだから。(笑) |
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12:29 みくりが池温泉は みくりが池温泉の建物が見えてきました。 思ったより遠い。 温泉の蒸気が見えているので、近いと思ったら意外に距離がありました。 プラス落差も・・・・・。 ( ̄。 ̄;) 自分が履いてきた長靴だと、ちょっと歩きづらいです。 あそこまで行って、温泉に入るでもないので、ここでUターンします。 お腹も空いたし。 |
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12:43 今日のお昼は ホテル立山まで戻ってきました。 ホテル立山で昼食が食べられそうな場所は2箇所。(他に無いか一生懸命探したわけじゃないけど) 戻ってきたら、ウェイティングリストに書かれた名前はすでに飛ばされていました。(笑) でも、まだウェイティング中の様です。 もう一つの軽食と喫茶のお店を見てみたら、すでにウェイティングは終わってすぐに入れそう。 と言うことで、今日のお昼はここホテル立山の”りんどう”にします。 (つづく) |